音環境を良くするには窓の性能を高めると効果的
音環境を良くするには窓の性能を高めると効果的
昨日は雷がすごかった。
遠くで聞こえるなぁと思っていたら、どんどん近づいてきて。
大雨と雷が降り注ぐ時間が長く続きました。
BGMも聞こえにくくなるほどの雨音と雷音。
当事務所は、
窓はアルミの単板ガラス。
外壁はグラスウール100ミリの充填断熱。
という環境なので、外の音はホントによく聞こえます。
音が気になる時は、ノイキャン機能を備えたヘッドホンをしています。
総務省が出している「典型7公害の種類別公害苦情受付件数の割合」を確認すると、
「騒音」は25~30%もの割合を占めていました。
件数にしておよそ17,000件!
具体的な中身は、
建設作業や工事・事業所で約60%になりますが、生活騒音が約10%となっています。
騒音に悩まされず、ご近所トラブルを未然に防ぐためには、
外部から侵入する音、内部から漏れる音を遮ることが重要になります。
音は空気中を伝搬するので、まずは「気密性(室外と室内の空気の出入りの程度を表した性能です。
気密性の高い家=隙間の少ない家ということになります)」を高めて音の入ってくる隙間を少なくすると良いと思います。
また、音が伝搬する過程でものに当たると、反射と透過がおきます。
窓ガラスにあたった音は一部「反射」し、その音の作用によってガラスが振動して、音が「透過」します。ガラスが二枚あればこれを二回繰り返し、三枚あれば三回繰り返すことになるので、より透過音は少なくなります。
建物自体の気密性をあげることと、窓ガラスを二重もしくは三重のものを選び、かつ気密性の高い形状のサッシ(スライディング系は気密性が低くなります)にすれば、騒音で悩むことなく、快適に過ごすことができると思います。
↑Ykkap APW430の断面模型
当事務所では、APW430(トリプルがラスの樹脂サッシ)を標準として、気密性が落ちないように監理を行っています。
暮らしに求める大事なこと。
そこから始まる家造り、部屋づくり。
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